暮らしの形を変える災害に対し課題となるのが文化継承です。このプロジェクト立ち上げの背景には、私たちの故郷である浪江町があります。震災前の浪江町は、その地勢から山、里、川、海の恵みに溢れ、食文化が豊かな町でした。町は原発災害による避難生活が常態化した影響を受け、地域、そして家族間のコミュニティーが分断され、それぞれの地区、家族の文化継承が困難となっております。一方で町内の生産者たちは、徐々に自ら生産する農・水産物の出荷ができる段階まできております。
そうしたなか、この一次産品をより魅力あるものに伝えるため、地域の暮らしぶりが分かる食のメニューを集め開示し利用して貰うことで、災害の後の復興の一助となれないか、というのが、このプロジェクトを考えたきっかけとなります。3.11以前以後、頻繁する災害に心を痛める人も多いのではないかと思います。災害で被災された方、若しくは被災地所縁の方々に、残したい土地の料理、季節のもの、被災地を旅し美味しかった料理、または家族の思い出のメニューをエピソードを添えてお寄せください。全国の被災地の復興を願った企画ですので、それぞれの地域からも公募いたします。
お寄せ頂いたメニューは順次、HPに公開する予定です。応募は下のアドレスから直接入力して頂くか、記入後弊社までファックス頂きたいと存じます。皆様のご協力をよろしくお願い致します。